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2010年05月12日
SA養成第5講座
5月12日相続アドバイザー養成講座の第5講座が行なわれました。
題目は「借金と相続対策」です。
講師は内藤雄氏(㈱三商)です。
タイトルの副題は「相続をマイナスの視点から考える」です。
この観点を身につけて欲しいという内藤氏の想いのもと講座が進んでいきます。
バブル崩壊、リーマンショック、不況の世の中には借金がつきまといます。
なんとかしようと必死に頑張る人が借金を積重ねていきます。
借金で苦しんでいる人の特徴は
「借金を隠している、家族に言えない、一人で悩む」
一人で悩んでなんとかしようと思っても、なんとかならないのが借金です。
思い詰まって最後は自ら命を絶つこともあります。
マイナスの財産 債務・保証債務も相続します。
債務を残した父親が何も言わずに相続が発生したら。
相続人の人生を狂わせてしまうことも..........。
借金の相続対策で大切なことは
・ひとりで悩まない。
・ひとりで背負わない。
・ひとりで何とかしようとしない。
隠さないで家族に打ち明ける事です。
打ち明ける事で解決できる事もあります。
解決出来なかったとしても、亡くなった後、相続放棄等の手が打てます。
家族に打ち明け、借金に正面から取り組みことで親の生き様、思いを相続させることが出来ます。
目に見える財産だけが相続財産ではありません。
借金の現場を熟知している内藤氏の話に受講生は聴き入ります。
債務の相続に対する法律知識と現場の実態を学びました。
借金の相続に対して、相続発生後に相続人が出来る事は3つです。
①単純承認
②相続放棄
③限定承認
この3つの実務上の注意点の知識を学びました。
単純承認になってしまう、期間の問題、法定単純承認の事由は必須です。
これを知らずして相続実務に携わることの怖ささせ感じます。
あまり利用されていない限定承認の利用価値の話は目から鱗です。
その他にも実務の現場を踏まえたうえで、知っておくべき法律的知識の話がたくさんありました。
最後に傾聴の大切さを話されました。
傾聴で大切なことは
相手の話を本気で聴く事です。
相手の身になって心をこめて聴く事です。
この人は私の身になってくれると相手に思われると、どんどん話てくれます。
自分の話に自問自答するようになります。
「答えは相手の心の中にある」と言われました。
このような信頼関係を築くことが問題解決の一番の方法です。
誰にも言えない借金の相談を多く手掛けている内藤氏だから言える事です。
専門知識を学び続けることは当たり前。
その上で相談相手と「心」の部分での関わる事の大切さを教えて頂いた2時間でした。
ありがとうございます。
☆知っとく情報
単純承認とみなされ相続放棄が出来なくなる処分行為の例です。
こんなことも処分行為とみなされます。
・債権の取り立て
未納賃料の催促等。
・賃料振込口座の変更通知
管理のための別の口座を開設しそのお金を使わなければ大丈夫です。
・代表取締役変更。
株主権を実行した場合です。
・相続財産で相続債務を返済した場合。
相続人固有の財産で返済した場合は大丈夫です。生命保険金はOKです。
反対に次のような行為は処分行為とはみなされません。
・通常の葬儀費用の支払いを亡くなられた方のお金で支払った場合。
・通常の形見分け。
・固定資産税 地代・家賃の支払い。
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