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2009年09月16日

第20回相続寺子屋報告

9月16日に開催した第20回相続寺子屋『建築家から見る、相続・土地活用の考え方』の報告です。

「住まいは人と人との関わりです。一生のお付き合いです」
この理念の元、設計に携わっていることが伝わってきます。

基本設計の打合せに3カ月ほど費やします。
週一度位、顧客と会うそうです。
この間に施主にノートを一冊渡して、自分の夢を必ず書いてもらいます。
この夢が、時間の経過とともに変化します。
その変化がいい建物を造るにあたって一番いいことなのです。
自分が参加していることが、自分の夢を叶えるということです。

良い建物にするための答えは、施主自身が持っているということなのでしょう。
大田氏は、それを引き出す役割をされているのだと感じました。
これはコンサルタントに必要な傾聴と同じことです。

基本設計が終わると、実施設計に入ります。
そして建築確認申請、着工とすすんでいきます。
工事が始まれば一週間に一度は現場で打合せをするそうです。
「現場は生き物だから」との言葉から、建築に徹底して取り組んでいる姿勢が伝わってきます。

風が通り、明かりが入り、温もりがあり、家族みなで語り合える住宅。
そんな家造りの一生のパートナーとして大田氏とかかわれた施主は幸せだと思います。
素晴らしいお話ありがとうございます。


※地震に強い木造住宅とは。
柱が土台・基礎と連結していて、筋交いがきちんと入っていることです。
(柱が土台と連結しているだけでは弱いそうでうす)
地震は初めは、縦に揺れます。
激しい縦揺れで柱が抜けます。
抜けた後、横揺れが来るため、柱が基の位置に戻れず倒壊するのです。
耐震補強をする場合の重要ポイントです。


○水沼修氏(SA協議会理事)の感想です。

太田氏は相続アドバイザー協議会 認定会員6期生です。
相続アドバイザーの養成講座を受けて、「仕事に大きな幅が出ました。SA協議会で学んだこと、考え方は建築営業のツールとなっています。」と話されます。
AS協議会で学んだことを自分の仕事にどう生かすかです。

相続アドバイザーはお客様と一生付き合っていく覚悟が必要です。建築家も同様に、生涯付き合う覚悟が必要です。
代が変わっても建物は生き続けるように、先々の変化を考えた設計及びメンテナンスが大切です。
クレーム産業といわれる住宅、それを受けて立つ覚悟です。

設計の前に大学ノート一冊をお客様に渡します。
そこにお客様の夢や、やりたいことを書き出してもらいます。
そして、それを何度も時間をかけて見直してもらいます。
なぜ、家を建てるのか?建物のテーマは何か?
想いや夢は時間経過で変化します。その変化がいい建物を造るにあたって一番いいことなのです。

遺言もそんな気持ちで書くのがいいのかもしれません。
太田氏は自分の自宅の建て替えにあたり、遺言も書いたそうです。

建物設計において、建主の考え方を理解することも大切ですが、
その地域や街の環境に調和していくことも大切です。
建物一つ一つがその街の景観を造っていくからです。

建物建築にあたり相続も視野にいれ、この機会に土地の確定測量を勧めます。地域や近隣と調和していくことも大切です。

建物は色々な意味で生きております。私たち人間よりも長生きです、長生きが可能です。住宅の環境を考え、風が通り、明かりが入る、温もりある、しかも家族みんなで語り合える、そんな家を造っていきたいと思います。

住まいは人と人との関わりです。
街は生きています、建物も生きています、建築現場も生きています。
手入れさえ良ければ日を追って良さが形になります。

素晴らしい講座ありがとうございました。

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