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2008年05月22日
第14期SA養成第9講座
5月21日相続アドバイザー養成講座の第9講座が行なわれました。
題目は「相続のための生命保険活用法」
講師は 税理士・CFPの染宮勝己氏です。
最初に相続対策のキーポイントお話されました。
「安心・簡単・長続き」
難しいこと言うのではなく、簡単な事を確実にやらせてあげる。
手間を惜しまないこと。
これが安心に結びつきます。
この対策の代表的なものが生前贈与と生命保険。
生前贈与は被相続人の財産を生前に子や孫に移し相続税を減らす効果があります。
相続税・贈与税は金額大きくなるにつれて税率も上がる累進課税です。
資産家の相続税率は最高税率50%に到達しています。
贈与はその年に贈与した金額に対して税率をかけます。
相続税率50%が適用される人も、その年の贈与税率は0%からスタートです。
ちなみに500万円贈与しても贈与税は53万円。手取り447万円です。
この500万円を相続まで持っていたら税金は250万円です。
どちらが得かは明らかです。
「贈与税は高い。だから損だ」
という概念を捨てることから始める必要があります。
生命保険は多様ですが、本日のお話は終身保険です。
終身保険は目減りしません。
そして死は確実に訪れます。そのとき確実に保険金が受け取れます。
相続対策をしてから亡くなるまで時間があります。
バブル期借入をして相続対策を行い失敗した人はたくさいます。不動産等の資産価値は下がったけど、借金は減らないからです。
対策を実行してすぐに亡くなれば効果があったのでしょうが、長続きしなかった対策です。
終身保険は長続きの代表的な対策です。そしてシンプルで安心です。
資産家向けの生命保険料の贈与プランのお話がありました。
子供に現金を贈与します。子供の意思で、贈与資金を原資とし、親に対して生命保険をかけ、受取人が子になる終身保険に入ります。
親が亡くなった時に子供に入る保険金は一時所得の対象です。
税額=(一時所得-保険料-50万円)×1/2×税率
ポイントは 1/2×税率
最高税率50%が適用される人も税率25%です。
生前贈与で税率がさがり、さらに利益分に対して一時所得の税率が適用できます。
染宮氏の話を聴き「保険は解りにくい」という先入観が払拭出来たのではないでしょうか。
「簡単・安心・長続き」
このキーワードは全てのことに通じるように思います。
ありがとうございます。
○水沼修氏(SA協議会理事)の感想です。
「保険」と聞くと、毛嫌いする人が多くいます。
保険は万が一の時にすごく役に立ちます。
ということは、万が一の残りの9.999は、役に立たない?
相続対策では万が一ではだめなんです。
万が万、役に立つ保険に入る事が大切です。
染宮先生の話が、いきなり受講生をひきつけます。
今は、平均寿命も延びています。医療も発達し、なかなか死ねない時代です。
相続対策をする時と、相続が発生する時では何年も先になることがある。
今まで、色々な節税対策が試みられてきました。
しかし、そのたびに節税対策に厳しい姿勢がとられてきました。
もう、究極の節税対策を求める時代ではないのです。
これからは、 安心・簡単・長続き がポイントです。
まずは、節税対策の基本を理解しましょう。
資産 - 負債 = 課税価格
この課税価格が上がれば、増税。下がれば節税です。
負債を増やしても課税価格は変わりません。その分資産が増えます。
今までの対策とは、資産を 移す(負担付贈与等)か、
資産を 下げる(不動産に換えて評価を下げる)方法です。
これからは発想を転換し、増税対策です。
資産(現金・預金)を増やす。(現金・預金は分割しやすい)
負債は必要な額だけ借りて早期に返す。(借金は使うためで残すものでない)
生命保険により現金を増やすことは大きな効果がある。
保険料控除を有効に使う、保険金による現金を分割対策として使う、
贈与を積極的に使う等による、有効な方法を講義いただきました。
贈与税は高いと思っている人が多くいます。
しかし、ポイントは税率ではありません。税金を引いた手取額です。
「贈与税を払い、手間を掛けて、優しいことを継続してやる。」
不動産の共有は危険です。保険の共有は安心です。
高齢化が進み、権利意識が強くなっていくこれからの時代、
財産(現金)が無い事が最大のリスクなのです。
相続のプロとして、保険のプロとして、染宮先生の講座
素晴らしいと思いました。ありがとうございました。
投稿者 adv

